【配合組成】附子1枚、生用、脱皮、破八枚(12グラム);干しショウガは1、2半(9グラム);甘草二両、炙り(6グラム)。

【用法用量】三味をつけ、水を三リットル、煮て一リットル二合、滓を取り、分温してから飲む。強い人は大きな付子を1枚、干し姜を3枚。現代の使い方:水煎服。

【効果】回陽救逆。

【主治】心腎陽衰寒厥証。四肢が冷え込んで、悪寒が縮こまって、神は疲れ果てて眠たくて、下の利清谷、嘔吐腹痛、舌苔は白く滑って、脈は細く沈んでいます;あるいは太陽病が汗を流して陽を失う。

【方解】本証は心腎陽衰、陰寒内盛によるもので、陽虚寒厥証とも呼ばれる。陽衰は体を温めることができないので、悪寒で丸くなって、四肢が冷たくて、肘と膝を冷やした。陽虚は血行を鼓動できないので,脈が細い。『素問・;怒り通天論』日:「陽気者、精は神を養う。」今心陽は衰微し、神は養われず、神は衰えて眠気を催す。腎臓の陽は衰微して、火は土を温めないで、腹痛は利を吐く。この陽衰寒盛の証は、純陽大辛の大ヒット品ではなく、陰寒を破り、陽気に戻り、厥逆を救うには足りない。方中附子生用,大辛大热,走而守,回阳救逆,尤善温肾阳,回阳祛寒要薬,为君薬。乾姜辛は暑くて、守って行かないで、温中は寒さを取り除いて、臣薬です。両者を守ると、においが強く、温陽の力がさらに大きくなるので、前人には「付子無姜不熱」という説がある。付、姜配伍、温補腎陽に重点を置いて先天性を補う。炙甘草甘緩和の中で、姜附燥烈峻猛の性を緩和することができて、それを傷陰の弊害がなくて、しかも乾姜と配合して、温補脾陽に重点を置いて後天を補って、佐使です。本方を総合的に見ると、薬簡力専、大辛大熱、使陽復厥回、四逆自温、故名「四逆湯」である。

【臨床運用】

1.使用者のポイント:四逆湯は回陽救逆の代表者である。臨床応用は四肢厥逆、悪寒蜷臥、神衰欲眠、顔色蒼白、脈沈微細を弁証の要点とする。

2.现代运用:本方はよく心筋梗塞、心不全、急慢性胃腸炎の下痢を治疗しすぎたり、汗をかいたりしてショックを受けたのは阳衰阴盛者である。本加味は頑固性リューマチ性関節炎に用いることができる。

3.冠状動脈性硬化症の狭心症:四逆湯を用いて冠状動脈性硬化症の狭心症35例を治療し、二硝酸イソソルビン治療30例と対照し、治療期間は4週間であった。同等の疲労度で狭心症や狭心症の発作回数が80%以上減少し、硝酸グリセリンの使用量が8()%以上減少したことを症状治療効果の顕著な基準とする。心電図治療効果は静息ECGで正常に回復し,二次極量運動実験は陽性から陰性に転換することを顕著な基準とした。結果:症状治療効果治療群の総有効率は65.7%、対照群は66.7%であった。心電図治療効果治療群は91.4%、対照群は90.0%であった。(『漢方薬材』2005年第8期)

4.結腸直腸癌化学療法後の血小板減少:四逆湯加味+FOLFOX 4化学療法を用いて結腸直腸癌化学療法後の血小板減少症30例を治療し、化学療法前7日から使用を開始し、毎日1剤、4ヶ月以上薬を服用した。対照群30例は、14日ごとに1サイクル、合計6サイクルのFOLFOX 4スキームで化学療法を行った。両群の治療後骨髄抑制状況、血小板抑制状況及び治療前後のWBC、HB、PLTの各指標を観察した。結果:治療群の骨髄抑制と血小板抑制の発生率はいずれも対照群より明らかに低く、PLTの低下は対照群より明らかに低かった。WECとHBの回復は対照群より明らかに良好であった。(『江蘇漢方医薬』2011年第5期)

5.小児下痢:四逆スープ加減保留灌腸を用いて小児下痢90例を治療し、経口枯草菌二連活菌顆粒(ママ愛)治療90例と対照し、治療期間は72時間であった。72時間以内に糞便性状および回数が正常に回復し、全身症状が消失することを顕著な基準とした。結果:治療群の総有効率は83.34%、対照群は72.22%であり、群間比較に統計学的差異があった。(『中国実験方剤学雑誌』2013年第14号)

6.老年高血圧症:四逆湯加味を用いて老年高血圧症60例を治療し、非ロジピン緩釈錠治療60例と対照し、治療期間は14日であった。両群の治療前後の血圧、漢方医の症状変化状況、血脂の変化及び肝腎機能への影響を観察した。結果:治療群の血圧降下総有効率は81.66%、対照群は85%であり、治療群は漢方医の症状改善の臨床治療効果において対照群より優れている。(『中国漢方医薬現代遠隔教育』2013年第7期)

【使用上の注意】当方が治厥逆し、非陽衰陰盛者は無効とする。本剤を温服し、服薬を拒否した者は、冷服することができる。生附子は毒があり、使用量は慎重で、長く煎じなければならない。

【現代研究】現代臨床報告も維持性腹膜透析における水腫に伴う心不全、緩慢性心不全、小児ウイルス性心筋炎、老年高血圧症、混合型高脂血症、単純佳失神、虚血性脳卒中、椎基底動脈供血不足、転移性骨腫瘍疼痛、腫瘍発熱、化学療法後血小板減少、不眠、乳腺増殖、慢性気管支炎、アレルギー性鼻炎、慢性胃炎、機能性便秘、精神分裂症などの症状は陽虚寒盛の病症である。実験研究によると、四逆スープは微循環の改善、ショックの是正、心筋収縮力の増強、拡冠、酸素ラジカルの除去、血脂の低下、全血粘度と血漿粘度の低下、セルロースプロテインと赤血球の圧縮の低下、血小板の凝集の抑制、免疫力の向上、抗炎症、抗アレルギー、鎮痛などの作用がある。