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「基源」
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科名:マメ科/属名:カンゾウ属
和名:カンゾウ/生薬名:炙甘草(シャカンゾウ)/学名:Glycyrrhiza uralensis.
甘草の種類を大別して、東北甘草、西北甘草、新彊甘草と称している。東北甘草の原植物をウラルカンゾウG.uralensisとし日本でよく使われる。西北甘草はナンキンカンゾウG.glabraで皮去り甘草に製せられ、新彊甘草はカンゾウG.glabla L.、またはシナカンゾウG.echinata L. とする。
「出典」 神農本草経 上品
「別名」 生甘草、生草、粉甘草、炙甘草、炙草、甘草梢、美草、蜜甘、蜜草、国老、粉草、霊通、甜根子など
「性味」 甘/平
「帰経」 心、肺、脾、胃
「成分」
トリテルペノイド配糖体 (サポニン) を6~14パーセントを含有し、その代表的成分はグリチルリチンである。フラボノイドとしてリクイりチンリクイルゲニン、イソリクイリチン、イソリクイリチゲニンを含む。
「効能」
消化性潰瘍抑制、胃腸分泌抑制、鎮痙、鎮咳、副腎皮質ホルモン様作用 (エキス) 。抗炎症・抗アレルギー作用 (グリチルリチン) 。
「薬理作用」
補脾益気、潤肺止咳、緩急止痛、緩和薬性。
「応用」
1.脾胃虚弱、中気不足、息切れ、無力、食欲不振、泥状便などの証に適する。
甘草には、補脾益気の効能があり、人参、白朮、茯苓などの補脾益気薬と配合して用いる。例:四君子湯。
2.咳嗽喘息に用いる。
甘草には潤肺の作用があって、止咳平喘にも使用する。
たとえば、麻黄、杏仁を配合した三拗湯は、風寒犯肺の咳嗽と喘息に適し、三拗湯に生石膏を加えれば、麻杏石甘湯となり、肺有鬱熱の咳嗽と喘息の治療に適する。
3.癰疽瘡毒、食物あるいは薬物中毒に用いる。
甘草には顕著な解毒効果があり、以上の証に適する。
例えば、桔梗を配合して、桔梗湯となり、咽喉腫痛に用い、銀花、蒲公英などの清熱解毒薬を配合して、瘡瘍腫毒に用いる。
食物中毒、薬物中毒および農薬中毒の治療に、甘草だけを煎服するか、緑豆と配合して煎服する。
4.緩急止痛の作用があり、脘腹あるいは四肢の攣急の治療に効果がある。
たとえば、桂枝、芍薬、飴糖を配合した小建中湯は、脾胃虚寒、脘腹部の痙攣性の痛みに用い、芍薬を配合した芍薬甘草湯は、四肢の痙攣性の痛み、あるいは足が痙攣で伸ばせない症状の治療に用いる。
また、甘草には薬性を緩和し、百薬を調和する作用がある。
たとえば、附子、乾姜に配合して、附子と乾姜の熱性を穏やかにし、石膏、知母に配合して、石膏、知母の寒性を緩和する。
大黄、芒硝に配合して、それらの瀉下の作用を緩和して、瀉下の力が強すぎないようにする。
党参、白朮、熟地黄、当帰などの補陽薬に配合して、それらの補陽の力を緩和して、持続させる。
半夏、乾姜、黄連、黄芩などの熱、寒薬に配合して、それらの薬物を協調させる作用を果たす。
「注意」
1.甘草は、助湿壅気でき、人を中満させ、味は甘で、湿盛の胸腹脹満、嘔吐の者には禁忌する。
2.大戟、芫花、海藻とは相反である。
3.甘草を長期間かつ大量に服用すると、浮腫・高血圧を起こすことがあるので、注意すべきである。
「処方例 」
安中散、胃苓湯、温経湯、越婢加朮湯、黄耆建中湯、黄連湯、乙字湯、葛根湯、葛根湯加川芎辛夷、加味帰脾湯、加味逍遙散、甘麦大棗湯、桔梗湯、帰脾湯、芎帰膠艾湯、荊芥連翹湯、桂枝加芍薬湯、桂枝加芍薬大黄湯、桂枝加朮附湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、桂枝湯、桂枝人参湯、啓脾湯、香蘇散、五虎湯、五積散、五淋散、柴陥湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡清肝湯、柴朴湯、柴苓湯、酸棗仁湯、滋陰降火湯、滋陰至宝湯、四逆散、四君子湯、芍薬甘草湯、十全大補湯、十味敗毒湯、潤腸湯、小建中湯、小柴胡湯、小柴胡湯加桔梗石膏、小青竜湯、升麻葛根湯、消風散、参蘇飲、神秘湯、清上防風湯、清暑益気湯、清心蓮子飲、清肺湯、川芎茶調散、疎経活血湯、大黄甘草湯、大防風湯、竹茹温胆湯、治頭瘡一方、治打撲一方、調胃承気湯、釣藤散、通導散、桃核承気湯、当帰飲子、当帰建中湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、当帰湯、二陳湯、二朮湯、女神散、人参湯、人参養栄湯、排膿散及湯、麦門冬湯、半夏瀉心湯、白虎加人参湯、平胃散、防已黄耆湯、防風通聖散、補中益気湯、麻黄湯、麻杏甘石湯、麻杏薏甘湯、薏苡仁湯、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、六君子湯、立効散、竜胆瀉肝湯、苓甘姜味辛夏仁湯、苓姜朮甘湯、苓桂朮甘湯。
「用法・用量」
煎じる湯剤で内服、常用量は1.5~9グラム。
「産地」
産地 中国。
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