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「基源」
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科名:カキノキ科/属名:カキノキ属
和名:柿(カキ)/生薬名:柿蔕 (シテイ)/学名:Diospyros kaki Thunb.
「出典」 名医別録 中品
「別名」 柿銭、柿丁、柿萼、柿子把
「性味」 苦/平
「帰経」 胃
「成分」
オレアノール酸、ウルソール酸、ヘミセルローズが含まれている。
「効能」
しゃっくりを止める要薬、民間では鎮咳、去痰、夜尿症に用いられる。
「薬理作用」
降気止逆
「応用」
胃失和降によるしゃっくりに使用する。
柿蒂の味は苦で、降下させることができ、性は平で、寒でもなく、熱でもないから、証候によって、相応する薬物を配伍することができる。
たとえば、胃寒による気逆のものには、温中降逆をするため、丁子、生姜を配伍する。
すなわち柿蒂湯を使用する。
もし胃熱によるしゃっくりのものには、芦根、竹筎など清胃薬を配伍して用いる。
「用法・用量」散
散剤で1日1.5~5グラム、煎剤で1日4.5~9グラム。
「産地」
中国。
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