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「基源」
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科名:ショウガ科/属名:ウコン属
和名:莪朮(がじゅつ)/生薬名:莪朮(ガジュツ)/学名:Curcuma zedoaria.
マレーシア、インド、ヒマラヤを原産とする。
日本屋久島栽培のものを莪朮といっている。日本では「弘法の石芋」とも呼ばれている。
中国産:
①桂莪朮:広西莪朮とむ。
②温莪朮:温ウコン、姜黄ともいう。
「出典」 開宝本草
「別名」 蓬莪朮(ホウガジュツ)、蓬莪荗(ホウガショク)、文朮(ブンジュツ)、醋莪朮(サクガジュツ)
「性味」 苦、辛/温
「帰経」 肝、脾
「成分」
1~1.5%の精油(クルゼレノン、セデロン、クルジオンなど)、フラボン配糖体など。
「効能」
芳香性健胃、消炎鎮痛、駆瘀血、通経など。
「薬理作用」
破血袪瘀、行気止痛。
「応用」
1.気滞血瘀による無月経の腹痛および癥瘕積聚などの証候に用いる。
前者に対して、三棱、川芎、牛膝などを配合し、後者に対して、三棱、丹参、鼈甲などを併用する。
2.飲食不摂生、脾の運化失調による腹部膨満感、腹痛に用いる。
食滞による腹部膨満感、腹痛には、よく三棱、木香、枳実、山楂子などを配合し、もし脾虚気弱の証候を兼ねるものには、補気健脾薬を併用する。
「注意」
1.妊婦・月経過多には使用しない。
2.莪朮の薬性はあまり激しくはないが、破削の薬物であるので、三稜を配合して使用する時は、等量の人参か党参を配合して用いる。
3.近年ダイエット効果がうたわれ、インターネットでブームになっております。100パーセント粉末を1日80グラム服用しても常用しても副作用がないとインターネットの記載を見ますが、気をつけたほうがよいかと思います。
「用法・用量」
「産地」
中国(広西、四川に主産。そのほか雲南、広東、福建、台湾など)。
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