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「基源」
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科名:マメ科/属名:ゲンゲ属
和名:キバナオウギ/生薬名:黄耆 (オウギ)/学名:Astragalus membranaceus.
マメ科のキバナオウギ (東北、華北など) 、ナイモウオウギ (山西、内蒙古など)の根。品質のよいものは外部が淡褐色、内部は黄白色で、甘くて香気ガアリ、断面は繊維性で毛状となっている。とくに山西省綿山に産する綿黄耆は上質とされている。日本の本州中部以北や朝鮮半島などに分布するマメ科のイワオウギの近縁植物の根を晋耆あるいは紅耆といい、黄耆の一種として用いる。
「出典」神農本草経 上品
「別名」綿黄耆(メンオウギ)、小黄耆(ショウオウギ)、綿耆、箭耆、生黄耆、炙黄耆。
「性味」甘/微温
「帰経」脾、肺
「成分」
フラボノイド (フォルモノネチン、ヒドロキシフォルモノネチン、イソリキリチゲニンなど) およびサポニンを含む。
人参と同様に元気をつける代表的な補気薬の一つであるが、人参が主に体内の五臓の気を補うのに対し、黄耆は体表の気を補う。二者を配合すれば補益の作用が増強される。
「効能」
利尿作用、血圧下降作用 (水エキス、エタノールエキス) 、強壮、末梢血管拡張、抗アレルギー作用が報告されている。
強壮、強心、利尿、止汗薬として虚弱体質、栄養不良、肝機能不全急性・慢性腎炎などに応用する。
「薬理作用」
補気昇陽、固表止汗、托毒排膿、利水退腫
「応用」
1.脾肺気虚あるいは中気下陥の証に用いる。
脾は生化の源であり、肺は一身の気を主るものであるので、もし脾肺気虚であれば、食欲不振、泥状便、息切れ、無力などの症状が現れる。
中気下陥の証を兼ねれば、慢性下痢、脱肛、子宮脱などの症状が現れ、気虚で血液を統摂することができなければ、便血、崩漏などの症状が現れる。
黄耆は補気の主薬で、脾肺の気を補うことができるし、陽気を昇挙することもできるので、以上の諸症状の治療に使用することができる。
ただし気虚の症状によって、違った配合を考えなければならない。
人参と配合して、久病後の虚弱に用い、白朮と配合して、脾気虚弱による食欲不振、泥状便あるいは慢性下痢に用い、当帰と配合して、気血両虚証に用い、附子と配合して、気虚陽衰、畏寒、汗が多いなどの症状に用いる。
中気下陥による慢性下痢、脱肛、子宮脱などの症状に対して、黄耆と人参、白朮、升麻などを配合し、補気昇陽の作用を強める。例:補中益気湯。
気虚で血液を統摂することができず生じた便血、崩漏などの症状に対して、人参、龍眼肉、酸棗仁などを配合する。例:帰脾湯。
2.衛気虚による自汗症に用いる。
黄耆には益気固表の作用があり、牡蠣、小麦、麻黄根を配合して、牡蠣散となり、自汗症の治療に用いる。
乾地黄、黄柏など滋養降火の薬物を配合して、陰虚による盗汗にも効果がある。例:当帰六黄湯。
3.気血不足による自潰排膿しない癰疽、自潰したが傷口がなかなか癒合しない癰疽の治療に用いる。
黄耆には托毒生肌の効能があり、当帰、穿山甲、皂角刺などを配合して、方剤は透膿散となり、自潰排膿できない癰疽に使用する。
当帰、人参、桂皮などを配合して、方剤は十全大補湯となり収斂、生肌に使用する。
4.浮腫、小便不利に用いる。
黄耆は利尿して浮腫を消退させることができるので、気虚、水湿停滞による肢体の浮腫、顔面の浮腫、小便不利の症状に、防已、白朮などを配合する。例:防已黄耆湯。
黄耆に桂枝、白芍、生姜、大棗を配合した黄耆桂枝五物湯は、肢体のしびれに使用し、羗活、防風、当帰、姜黄などを配合した蠲痺湯は、肩と上肢の風湿痺痛の治療に使用する。
黄耆を主として、また当帰、川芎、桃仁、紅花などの活血化瘀薬を配合し、方剤は、補陽還五湯となり、卒中後遺症の半身不随に用いる。
黄耆に乾地黄、麦門冬、天花粉などの養陰生津薬を配合し、益気生津の効果を強めて、消渇証に用いる。
「注意」
補気昇陽の効能があり、熱象を扶助しやすい。
また止汗の効能もあるので、表実邪盛、気滞湿阻、食積内停、陰虚陽亢、癰疽の初期などの昇降には使用すべきではない。
「処方例 」
黄耆建中湯、加味帰脾湯、帰脾湯、七物降下湯、十全大補湯、清心蓮子飲、当帰飲子、人参養栄湯、半夏白朮天麻湯、防已黄耆湯、補中益気湯など。
「用法・用量」
一般には、9~15g。脱肛には30gを用いる。
「産地」
中国 (華北) 。
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